大会終了のご挨拶

ynfp2007-09-16

大会報告書で語る場が無いので日記で失礼します。
07年度プロジェクトサブリーダー国実です。


第5回全日本学生フォーミュラ大会が終わりました。
詳しい結果の方は前日の日記に書いてあります。


今年の大会は静的審査総合3位と自分達が確実に成長してきているのを感じるのと同時に、エンデュランスリタイアといった自分達の力の足りなさを痛感する年でもありました。


静的審査は3年目ということもあり今までの努力が実を結び、すべての審査の成績が向上し、プレゼンテーション審査に至っては1位という結果を残すことが出来ました。それぞれの形もようやく固まってきて、結果が出たことで方向性も定まってきたように思えます。


しかしながら、動的審査はクラッチワイヤーの断線によるエンデュランスリタイアと残念な結果に終わりました。クラッチワイヤー補修後のプラクティスでは快調な走りを見せていただけに非常に悔しいものでした。
アドバイザーである先生の「マシンは平均点でなく最低点で決まる」という言葉を痛感させられる結果であったと思います。


私たちの力不足でエンデュランスリタイアという結果にはなってしまいましたが、スポンサーの皆様をはじめ多くの方々の応援があったからこそ、ここまで来ることが出来ました。本当にありがとうございました。


来年は「去年があったからこそ今年の結果が出せた」と言えるように今年の経験を無駄にせず、より一層頑張っていきたいと思います。
来年もまた応援よろしくお願い致します。



日記ですのでこっそり指名を。次の日記は友岡お願いします。
センターを綺麗にしている様子をリポートしてください。


あまり硬い文章は苦手なので少し崩した感想を。


3日目のエンデュランス終わった後は、とにかく悔しいのとやりきれない気持ちでいっぱいでした。
来期のこともあり走行が出来る機会は少ないため、リタイアしてもプラクティスを走らせる必要があったのですが、すぐさま気持ちを切り替えるのにはもの凄く力を使いました。正直に言って、エンデュランスが終わりピットインしてすぐに「クラッチを直そう」と言うのが限界でした。言った時にはみんな一瞬「えっ」という顔をしましたが、すぐに意図を理解してくれてみんな気持ちを切り替えてクラッチの補修、各部の整備に取り掛かってくれました。その姿を見てチームとして成長した姿を感じましたが、それだけにこのチームで勝てなかったことが余計に悔しかったです。
今年は軽量化を軸に進めていたためいくつか「もしかしたら」という部品はありました。しかしながら、壊れた部品はクラッチワイヤー。覚悟していなかった部品なだけにショックも大きかったです。
また、実はクラッチワイヤーのトラブルは以前にも出ていました。しかも担当者が大会直前に体調を崩したため、元々の担当者不在で大会に臨んだものでした。ですから問題点を潰し切れなかったこと、そのためにリタイアになってしまったことは、チームを管理し解決できる立場にいた人間としては、非常に悔しく、自分の不甲斐なさを感じる結果でした。


最後に本当に悔しかったことはドライバーの信頼に答えられなかったことです。
自分は当日責任者としてピットの管理もしていました。
前日の夜にプレゼン1位が確定した際「120%の出来を目指して初めて100%になる。プレゼンは最後の最後までとことんやったからこそ1位が取れた」こんなお話がありました。
だから100%の自信を持ってドライバーに託せるよう120%のチェックが出来るように最後までチェックを続けました。
しかしながら結果はクラッチワイヤーの断線によるリタイア。「マシンは絶対に大丈夫です」と言いドライバーに託したものの、その信頼に答えることが出来ず2人目のドライバーが走ることなく終わってしまいました。
ドライバーには本当に申し訳なく、また走らせてやることすら出来なかった自分にものすごく腹が立ちました。



1年間必死に頑張ってきて、様々な人の応援を得てやってきたことが、たった一日の内の数十分で、たった一つの原因で終わるのは悔しいの一言では言い切れないものでした。
この経験を活かさずして終わることなど悔しくてとても出来ません。

来年は今年のこの結果が「過程」であったと、今のこの経験があったからこそ結果を残せたと言えるように頑張りたいと思います。

チーム自体は次の代へと引き継がれますが、現3年生も引き続きアドバイザーあるいはサポートメンバーとして関わります。来年は大学院に行く人間を抜かせば初年度から関わっているメンバーがいる最後の年になります。そこで4年間の集大成を見せられればと思います。

スポンサーの皆様、大学関係者の方々、自動車部OBの方々、YNFPOB・OGの方々、ご家族の方々、その他応援してくださっている皆様、そしてアドバイザーの先生方、引き続き私たちYNFPの応援をよろしくお願いします。