ちゃんと歯磨きします!

ynfp2005-11-06

こんばんは。久しぶりに松本印刷所モードの松本です。


チームメンバの名刺印刷なんて昼飯後、ここ最近は企画書なるものを作っおりました。それもひとまず今日で一段落、バージョン1が出来たのでホッと一息です。一息つく暇があるなら次の仕事をしなさい!なんて言われそうです。さて、ですので表紙だけ公開します(写真参照)。とにかく1人でも多くの方に見ていただけるよう、インパクトのあるデザインを心掛けたつもりですが、なにぶんデザインセンスはすべて機械任せとなっておりますので、それはすなわち見栄えが悪いのは僕のせいではなくてですね、以下略。


その企画書の本文も自分で書いていたんですが、コンセプトも説明できる程度にカタチになってきたので話しておきます。ズバリ2006年度マシンのコンセプトは
『Compact F1』
です。基本的に05年型マシンの正常進化であるマシンを作ろうということで話は進んでいき、それならばコンセプトもそのまま踏襲しようという結果になりました。安易な考えかもしれませんが、洒落たキャッチコピーを作るのは至難の業でありまして、メンバ全員で新たなコピーを考えてもなかなか良いのが出てきません。やはり『Compact F1』が一番しっくり合うということで、決定です!


では
『Compact』の定義はいかに
という議論もあるかと思いますが(ミキタニさん?)、具体的な数値を挙げるとするならば、これから私達が作ろうとしている車のホイールベース×トレッドは1,530×1,200[mm]の予定です。単気筒エンジンを積んだマシンであれば難しくないものの、600ccハイパワーエンジンを搭載した私達のマシンでこのショートホイールベースは、来年の大会会場となるエコパを見据えたものとなっています。


またレーシングカーに何よりも重要なファクタである重量についてですが、アメリカ大会上位チームや日本大会上位チームのデータを基に検討した結果、乾燥重量
220kg
を絶対に切るという目標を立てました。今年のマシンが260kgであったことを考えると40kgの軽量化という無謀な目標かもしれませんが、上を目指すマシン作りには高い志が必要です。220kgですっ!


ちなみにこちらは蛇足ですが、来年度マシンの名称は
『YNFP-06』
になります。03年の11月にYNFPが立ち上がり、『YNFP-01』はモックアップの時点で断念、記念すべきかしないべきか、初年度マシンは『YNFP-02』となり今年の大会を無事走りきってくれました。順当に行けば『YNFP-03』でありますが、微妙に西暦の下2桁と近いということで06にした方が分かりやすいですし、保険の関係もあるし、その他もろもろ含めて『YNFP-06』で行こうということになりました。マシンの名称を前年度から正統に受け継がないというのは『YNFP-02』を生んだ先輩方にも申し訳なく思いますが、その心の方をしっかりと引き継ぎたいと思います。


さてさて、何気なく来年のマシンについてどばーっと駆け足で説明させていただきましたが、実は企画書を作る上で、というかチーム運営をしていく上で何よりも難しいのは、『スケジューリング』です。実現可能なスケジュールかつ余裕をとりすぎない予定を作るのは、とても難しいです。これはまた別のお話。おやすみなさい:-)


BGM『While My Guitar Gently Weeps』Eric Clapton&Paul McCartney