大会3日目

ynfp2005-09-08

いよいよ動的競技が行なわれる3日目です。台風一過で空は青。路面はまだ少し濡れてはいましたが、アクセラレーション(75mフル加速のタイムを競う)とスキッドパッド(定常円旋回のタイムを競う)が始まります。


路面がやや濡れているため、いつ・どの種目に出走するかが成績に大きく響きます。また前日中止の影響で競技時間も大幅に短縮されています。ただ単に乾くのを長々と待っているとコースクローズドとなり出走できない→ノーポイントとなってしまいます。今年初参加の私達としては、全ての競技で着実にポイントを重ねていきたいところ。リーダーの判断でまずはスキッドパッド、その後路面がある程度乾くのを見計らってアクセラに出走することを決めました。


スキッドパッドに出走するのはテクニカルディレクターにして足回り班リーダーの盛合さんです。やはりグリップが足りず、1本目は滑ってコースアウトです。もう後が無い2本目となりましたが、ここは盛合さんがうまくまとめてタイムを出してくれました。競技時間短縮により、本来なら2ドライバー合計4本のタイムをとる予定でしたが1ドライバー2本だけとなりました。その難しい状況の中まずは着実に走りきってポイント獲得です。


そして路面が乾いてきたのでアクセラに向かいます。これは私達がもっとも得意とする競技。ドライバーはパワートレイン班リーダーの横村さんです。うちのマシンのエンジンを誰よりも理解している人がアクセラを担当します。1本目もまずまずのタイムでしたが、2本目はさらにタイムを縮ることができました。4.289。今まで練習を重ねてきた中で最高のタイムでした。


午後からはすぐにオートクロス(コースを走行して1周のベストラップを競う)が始まります。これもコンディションを気にして長々と待つよりも、早めに走ってしまおうという判断ですぐにコースイン。ドライバーは横浜国大の両エース、吉田・国谷です。まずは吉田からの出走です。この競技は予定通り2ドライバー合計4本走れることになりました。その中のベストラップがそのまま成績となります。吉田は2本ともに安定した走りをみせたものの、他大学と比べるとやや劣勢なタイムです。国谷も続けて1本目を走ったものの、吉田とほぼ同じタイムです。続けて2本目を走ろうとしたところにシフターのトラブルが発生しました。私達のマシンの目玉としてシフトチェンジがボタン操作で行なえるようにステアリングにスイッチをつけているのですが、その配線を走行中のステアリング操作で切ってしまいました。急いでピットに戻って修復します。そして再びオートクロスに戻ります。これが最後のチャンスというプレッシャーもある中、国谷が素晴らしいタイムを出しました。これまでの3本よりも3秒以上もタイムを縮めることができました。


残す競技はエンデュランス(コースを30周走行して耐久性能を競う)のみ、というところでこの日はおしまい。オートクロスで上位に入ったチームはこの日にエンデュランスを走りますが、私達は明日の昼ということになりました。いよいよ明日は最終日です。